アイフレイルをご存知でしょうか?
近年、「フレイル」という概念が急速に浸透してきています。「フレイル」は年齢を重ねて心身が弱る状態を指し、衰弱を意味する「frailty」に基づく言葉です。
例えば、年を取ると段々体の力が弱くなり、外出する機会が減り、病気にならないまでも手助けや介護が必要となってきます。このように心と体の働きが弱くなってきた状態を「フレイル」と呼びます。
まだ病気とは言えないとしても、健康的ともいえない中間の状態で病気の予備軍とも考えられます。
目に関しても同様の概念が提唱され、「アイフレイル」と呼ばれています。
「加齢に伴って目の脆弱性が増加することに、様々な外的・内的要因が加わることによって視機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態」と定義されています。
以下のような、症状に心当たりはありませんか?


いかがでしょうか?
年齢を重ねても、「楽によく見える状態でいたい」というのが、皆さんの希望です。
アイフレイルを適切に予防し、介入することにより、「視機能障害によって日常生活に制限を受ける人を減らしたい」というのが眼科医の願いです。
アイフレイルによる視機能低下が進行すると、
「身体的フレイル」 移動機能低下
「社会的フレイル」 就労、外出、社会参加の減少
などにつながり、自立機能低下や日常生活制限につながります。
すなわち、健康寿命を短縮する事にもつながります。
40歳以上からは今までに現れなかった目の不調が出てくることが多いです。
「歳のせい」ですませず、是非眼科でご相談下さい。
当院院長は、アイフレイル アドバイスドクターです。

